回りの人が僕のことをハゲだと言っていた。

頭薄い奴だと口にして影で笑って目線は上の方。

偉い人に頭を下げたら「おまえ頭の上地肌透けてる」と言われた。

心と裏腹の頭頂。鏡に映したら恥ずかしい自分に気がついた。

僕の髪の毛。そう自分の髪の毛。したたかに育ててゆかなければ。

後ろ指を指す奴の心はいつも寒かろう。僕は頭がいつも寒いけど。


どれだけの育毛剤試してもちっとも新毛生えてこない。


いつかは僕の髪ふさふさ。風に吹かれても平気な日がきっと来るだろう。


自分の髪が多いからって上から僕を見下ろす人がいる。


将来待っている自分も抜ける運命を忘れて今の自分に酔う人もいる。


僕の髪の毛。そう自分の髪の毛。したたかに育ててゆかなければ。


後ろ指を指す奴の頭もいつか禿げるだろう。今は黙って発毛を待とう。


僕の髪の毛。そう自分の髪の毛。したたかに育ててゆかなければ。


後ろ指を指す奴の頭もいつか禿げてくれ…。


今は黙って発毛を待とう。


今は黙って春を待とう。



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